ノルウェージャン・フォレスト・キャット


ノルウェーの自然の森に古くから住むといわれているノルウェージャン・フォレスト・キャット

その歴史:

スカンジナビアには大昔からこれらの特徴を持つネコの存在が知られており、神話や民話の中にはこの大きなフサフサな襟巻きを持ったネコが数々登場します。
古代スカンジナビアの美と愛と繁栄を司り、その反面争いと死の女神Freyaはしばしば大きな2頭のネコが曳く二頭立て戦車でクルージングを楽しんだ…
力持ちのThor(雷神)にもあまりにも重くて持ち上げることができなかったネコ…などなど。

1930年代になって多くのスカンジナビアの人々はこの猫に興味を持ち始めましたが、第二次世界大戦が勃発…。

1970年初頭、再び人々がこのネコに興味を持ったときには、ノルウェイの荒野の開発とショートヘアーキャットとの交配で、短毛遺伝子を持ったネコが増えて(短毛遺伝子は優性遺伝)この種は絶滅の危機を迎えていました。

昔ながらのcat-lynxの特徴を持つネコをもう一度復活そして存続させるためには専門的な繁殖プログラムが必要とされ、1975年に熱心なノルウェイのブリーダーが最初のノルウェイジャンフォレストキャットのクラブNorsk Skogkattringを組織、しかし近親交配を避けそのネコの繁殖プログラムを推進させるためには数多くの困難が生じました。

Carl Frederick Nordaneとブリードコミッティ(特別に構成されたブリード委員会のメンバー)たちは、1枚の写真に写っているPans Trulsというネコに興味を持ち、オスロ郊外のNylandファミリーの元で飼われているTrulsに会いに行きました。
Trulsを見たCarlとメンバーたちは彼こそがノルウェイジャンフォレストキャットのスタンダードの原型として相応しいと感じました。そしてTrulsはノルウェイジャンフォレストキャットのスタンダードのモデルネコとなり、そのポイントが定式化され、そのスタンダードは今日も基本となっています。



ノルウェイジャンフォレストキャットの
スタンダードの原型になったPans Truls


1977年11月25日Nordanceはパリで開催されているFIFeのインターナショナル会議に参加しました。ノルウェイの検疫制度のせいで、彼は生きているネコをプレゼンテーションすることができませんでしたが、TrulsとPippiのスライドを持参し、チャンピオンシップで競う権利を獲得=FIFeの公認ネコ種としての承認を得ました。

1979年11月にアメリカに最初のノルウェイジャンフォレストキャットのクラブの繁殖ペアが来日、そして1981年3月21日に最初の仔ネコが生まれました。
1984年8月TICAがノルウェイジャンフォレストキャットのクラブを公認しその後ACFA,CFA,CFFと多くのアメリカの愛猫団体がノルウェイジャンフォレストキャットのクラブを公認しました。

英語では "Norwegian Forest Cat"、日本語では 「ノルウェーの森の猫」、ノルウェー語では "Norsk Skogkatt"。

その特徴:

ノルウェージャン・フォレスト・キャットは、知性あふれる美しい容姿を持ちながら、厳しい自然に立ち向かうことのできる資質を備えた、自然が作り上げた猫です。

ノルウェイジャンフォレストキャットの一番の特徴は、なんといってもダブルコートの豪華な毛並みです。
指で毛をかき分けても、なかなか地肌が見えないような身体全体を覆う弾力性のあるコート(被毛)は、身体から出る体脂で常にオイリーです。

現在日本に入ってきているノルウェイジャンフォレストキャットの中には、少し毛の少ない血統も見られるようですが、分厚いダブルコートを持っていたら日本の高温多湿の夏は彼らには大敵で、ふけが発生したり蒸れてしまって皮膚炎を起こす可能性があります。

成長には非常に時間が必要で、3年〜5年ほどもかかって立派な体格を作り上げる子もいます。

あごの先端から頬のラインを上り耳の付け根を直線で結んだ逆三角形の顔かたち、横顔は額から鼻先までまっすぐに伸び、ややつり上がり気味のアーモンド型の目がこのネコの穏やかさと思慮深さを表現しています。

一見穏やかで物静かで物事に動じないように見えますが、実は非常に繊細な神経も持ち合わせているのがノルウェイジャンフォレストキャットです。自分の意に添わないことでも、表面的には冷静に対応し、環境に順応性を見せていますが、ストレスが溜まりすぎると膀胱炎や下痢をおこすこともあります。

ですから、ノルウェイジャンフォレストキャットはあまり多頭ネコの(ストレスがかかりやすい)環境で飼わない方が向いているかもしれません。

その他のDATA:

原産国 ノルウェイ、スウェーデン、フィンランドなど
発祥 ドメスティックキャット
(土着猫・自然発祥)
大きさ
(成描)
オス約5-7kg
メス約3.5-5kg
性格 穏和、慎重、頑固、遊び好き、活発、情愛が深い、勇敢、知性豊か、 一人の飼い主に忠誠を尽くす猫もいる、あまり鳴かないネコが多い、上下運動が好き
タイプ ロングアンドサブスタンシャル
(メインクーンより短いが、サイベリアンより長い四角に近い長方形 )
逆三角形
真っ直ぐ(ストレート)な横顔
大きなややつり上がったアーモンド型の目
身体 ダブルコート(アンダーコート:下毛:と、その上の長いガードヘアーといわれる二つの異なった被毛を持つ)
筋肉質のボディ
前脚より後ろ脚が長い
尾は首(肩)近くまでの長さ
冬季にはフサフサのラフ(首周りの毛)
耳の中にも毛がフサフサ(イヤータフト)
足の指の間にもフサフサの毛(ポウタフト)
成長 身体が成長しきるには時間がかかり3〜5年かかるネコもいる
模様 すべてのカラー、パターン
お手入れ 週2−3回のコーミング
(クシによるグルーミング)

岩田 麻美子さんから引用させて頂きました。
ありがとうございました。

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